子どもにとっては保育園とは単純に家の延長線では決してありません。何故なら、家族以外の人間と触れ合うことができる場所だからです。もしもその子どもに兄弟などの近しい年齢の子どもがいなければ、より新鮮な場所として保育園は映ることでしょう。そのため、保護者も単なる安全に過ごすことが出来る場所という認識ではなく、子どもに社会活動をさせる場所だという認識を持つことが必要です。
保育園はその時期に応じて色々な計画を立てて、それを実行します。もちろん、それを主導して動かすのは保育士ですが、その計画に子どもたちは導かれて色々な体験をします。そのような経験が、これから先に待っている小学校、さらに先の社会人に関しての最初の一歩にもなり得るのです。このようなことから社会とはどういうものなのかを学んでいきます。
また、保育園では遊具などを他の子どもと使うタイミングが重なってしまうこともあります。そのときにどのような行動を取るのかということも大切です。もちろん、喧嘩はいけませんが、いつも譲ってばかりでは自主性に欠ける子どもになってしまう恐れがあります。そうならないためにも、保育士には適切なアプローチが求められるのです。
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